お彼岸の本当の意味を、知っていますか?


天赦音の処方箋

龍神の処方箋 会報誌

こんにちは。
天赦音の処方箋です。

気がつけば、

少しずつ風がやわらぎ、

秋の気配を感じる季節になってきました。

この時期になると、

お墓参りへ行かれたり、

ご先祖様へ手を合わせたりする方も多いのではないでしょうか。

でも、

ふと考えたことがあります。

なぜ日本人は、お彼岸になると手を合わせるのでしょうか。

実は、

昔の人にとってお彼岸は、

「お願いをする日」ではありませんでした。

ご先祖様へ感謝し、

命のつながりを思い出し、

そして、

今を生きる自分自身の心を見つめ直す日でもあったのです。

私は、この考え方がとても好きです。

私たちは普段、

「もっと豊かになりたい。」

「もっと幸せになりたい。」

と願うことが多いものです。

もちろん、

それは自然な願いです。

けれど、

昔の人は、

願いを叶えることよりも前に、

「徳を積むこと」

もとても大切にしていました。

誰かのために祈ること。

ご先祖様へ感謝すること。

見返りを求めず善い行いを積み重ねること。

そうした積み重ねを、

「陰徳(いんとく)」と呼びます。

人知れず積まれた徳は、

やがて巡り巡って、

自分自身の人生も照らしていく。

そんな教えが、

日本には古くから受け継がれてきました。

そして、

お彼岸には、

その陰徳について、

もう一つ大切な教えがあります。

それが、

施餓鬼供養です。

施餓鬼というと、

亡くなった方への供養と思われるかもしれません。

もちろん、

それも大切な意味です。

ですが、仏教では、

「餓鬼」とは、

亡くなった存在だけを指す言葉ではありません。

「もっと欲しい。」

「もっと認められたい。」

「もっと満たされたい。」

終わることのない欲望。

その心の状態もまた、

餓鬼の世界だと説かれています。

だから施餓鬼とは、

亡き方への供養であると同時に、

今を生きる私たち自身の心を整える祈りでもあるのです。

この考え方に出会ったとき、

私は、

「供養とは悲しみの時間ではなく、慈悲を育てる時間なのだ」

と感じました。

今年のお彼岸は、ぜひ

お願いごとをする時間ではなく、

感謝を思い出す時間として過ごしてみませんか?

そこで、

お彼岸のこの季節

毎日一通、

「陰徳を積む祈りの便り」

をお届けします。

難しい修行ではありません。

今日できる小さな慈悲。

今日できる感謝。

今日できる奉納。

そんな小さな実践を、

一緒に積み重ねていけたら嬉しく思います。

▼「陰徳を積む祈りの便り」はこちら

クリックしてくださった方へ、

第一日目のメールをお届けいたします。


今年のお彼岸が、

あなたにとって、

静かに心を整える時間となりますように。

合掌

天赦音の処方箋

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